田中晴敏
高鍋ロータリークラブに入会させて頂き、既に28年、月日の速さを感じている昨今であります。
分区や地区の皆様とも親交いただく中で「多くのロータリアンと知り合い」また「多くの好意と友情」の輪が広がっていることに感謝の日々であります。この間、身に余る会長、幹事も経験させてい頂いただけでなく、沢山の楽しい思い出が脳裏を横切るとともに「人」として多くを学び成長させて頂きました。ロータリー思想の一つである「入りて学び、出て奉仕せよ」は正にその通りで私も信条としております。
その中で、中国に親しみを持って行き来するようになったのは、今から8年程前、第2730地区「米山奨学生」のカウンセラーを引き受けて中国人留学生(李偉君、宮崎大学農学部獣医学科)のお世話をする中で、中国の方と言葉は違っても心を通わせることが出来るようになったことによります。
勤勉で誠実な李偉君は大学院に進み「日本獣医学博士号」の学位を取得し中国に帰国後、「青海省、青海大学教授」となり「中国獣医学会理事」まで昇進して日夜研究に余念が無い。そんな中で何度か中国を訪れていると、李偉君から息子(李振華君)を日本に留学させたいと身元引受人を頼まれた。今回も各方面のご協力をいただき、今「九州大学法学部大学院」で弁護士を目指して一生懸命勉強している。
中国を度々訪ずれている中で、中国政府高官と出会い娘夫婦(劉ヤンさん、劉ボー君)の留学をお願いしたいと切望され同じく身元引受人を引き受けることになり、ただ今鹿児島大学法学部、工学部への入学をお世話中であります。
最近、李偉君の息子(振華君)が結婚して、その嫁(李妍さん=中国、青海大学付属病院内科医)が日本に留学して勉強したいと言うことで、今度もまた身元引受人となりました。彼女はこの4月より九州大学医学部大学院へ入学することになりました。
全て身元引受人となっていますが、簡単に安請け合いしている訳ではありません。国境を越えて人間と人間との親交の中で、今では李偉君の家族とは親戚を超えた兄弟の仲となっています。互いに信頼を寄せ合って人と人の「心の絆」が生まれていくのでしょうか、私は訪問する度に「中国の儒教精神」の深さを知らされて、今「日本人の思いやりの心」が希薄となっているのをひしひしと感じながらお世話をしています。
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