石井秀隣
若い画家がパリ行きを夢見るように、私も故郷の宮崎県で高校教師をしながら１０数回に亘りパリで貴重な勉強させていただきました。その時の言葉などに苦労しながらひたすら筆を握った経験は何事にも替えがたいもので、その後も油絵の世界に没頭し、生きることは油絵による絵画の創作となりました。
時間が経過し今は制作したものを東京の銀座、宮崎県美術館や地元高鍋のギャラリーでの個展、また宮崎日日新聞社主催の日日会作品展に出品するなど、毎日を絵画に関わっております。
その傍ら公民館で地域の文化向上に少しでもお役に立ちたいと思い立ち、昭和５１年４月からアートクラブ木蓮と銘打って油彩画教室を主宰し、春・夏のスケッチ会、秋の一泊スケッチなどで制作したものを、近年は年２回のグループ展として発表の場を設けております。
アートクラブ木蓮はおかげさまで記念すべき４０回目のグループ展を迎えることとなりました。展示してある作品を見ますと、素晴らしい表現力を発揮されており今日を迎えるまで如何に皆様に愛され、また絵として描くことの想いが根付いており、アートクラブ木蓮を結成した主旨が生かされつつあるのではないかと自負をしております。
今回のグループ展は、益金の一部を高鍋社会福祉連絡協議会に寄付するチャリティー展とさせていただきます。先ずご覧ください、出品された作品の全てが意欲作品で皆様の心に届くものがあると思います。
期間：平成２２年９月２０日（月）～９月２６日（日）
場所：ギャラリーアイ（高鍋信用金庫本店北隣り）
