20110519 汪南雁さん.jpg汪 南雁

宮崎大学教育研究科学校教育支援専攻日本語支援教育専修2年の汪南雁と申します。本日私がここにいることは皆さんのおかげです。この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございます。

まず、出身地について紹介させていただきます。私の出身地は中国の安徽省です。安徽省は中国東南部、江蘇省(省都は南京)の西、浙江省(省都は杭州)の北西に位置し、省内に陽子江(長江)と淮河とが流れています。総面積は約14万平方キロメートルで、その3分の2が山地と丘陵に占められています。

中国の重要な農業生産基地の一つであり、観光業も近年急速に伸びています。そして、エネルギー、建築材料、冶金、非鉄金属、化学工業といった五大基盤産業が形成され、国家クラスの材料工業基地と中国東部のエネルギー供給基地となっています。

総人口は約6,000万人、全国で8位です。キーマン・ティー、安徽緑茶などの茶の名産地、そして「文房四宝」の名産地として有名です。また、省内に黄山と安徽古村落(西递、宏村)という2つの世界遺産があります。省都の合肥市は、上海から飛行機で1時間半(CRH型の高速列車で3時間)、総面積約7,000平方キロメートル、総人口約450万人です。日本の福岡県久留米市とは友好都市です。物価がとても安く、史跡・観光地もたくさんあるので、機会がありましたらぜひ足を運んでください。

続きまして、自分の留学経歴と大学院での勉強について話しをさせていただきます。高校卒業して日本に来てからもう6年半経ちました。今年の10月でまる7年になります。

日本に来て最初の1年半は久留米の日本語学校で過ごしました。その後、ずっと宮崎にいます。

学部時代の専門は生活環境でしたが、現在は日本語支援教育です。大学院では、「中国語母語話者のための日本語漢字音読み法分析 -普通話での発音との対照から-」をテーマとして研究をしています。それと同時に、日本の高校理科教諭免許を取得するために、理科の勉強もしています。来月中旬宮崎大学の付属中学校で教育実習があります。様々な心配もありますが、そのような機会を大切にしていきたいと思っています。

最後に、現在のアルバイトや将来の夢についてです。中国語講師と中国語翻訳が主なアルバイト内容です。それに、週に二回ほど、外国人留学生を対象に日本語を教えています。一つは大学の国際連携センターからの依頼で、もう一つは留学生個人からの依頼です。教える機会を提供してくれた大学と先生方には感謝しています。その経験を、今後活用したいと考えています。将来、大学の先生になりたいです。そのため、大学院を修了したら、博士課程に進学しようと考えています。

このように学業中でまだまだ未熟な私ですが、今後ともよろしくお願い致します。本日は本当にありがとうございました。