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職業奉仕委員長 永田英徳
 情    報  委員長 田中晴敏

   当クラブでの夜間大学は、職業奉仕委員会とロータリー情報委員会が連携し、年度内に3回実施いたしました、その中で2回までの概要は、第2730地区ロータリアンの皆様には、ガバナー月信6月号ではお知らせしたところであります。
   第3回目を開催するに当たり、田中情報委員長から今回の趣旨説明と開会の挨拶、永田職業奉仕委員長から昨年の10月21日開催の第1回目「実業の中でロータリー職業奉仕を活かす」のテーマで黒木敏之君(株式会社黒木本店代表取締役)、今年の3月10日の第2回目「私が思うロータリー観と職業観」と題し井上博功君(株式会社井上商店代表取締役)が実業家としの立場でそれぞれ熱くその思いを話されたこと。また今回は中部分区の岩切昇ガバナー補佐が当クラブのHPを見てご参加いただいたことにお礼申し上げ、開会としました。
   
最終回は高鍋ロータリークラブの岡島達雄現会長が専門職の立場から「私が思うロータリー観と職業観」のテーマで講話をされました。
   
概要は小学校時代から科学者になりたくて勉学に励み、昭和43年東京工業大学大学院を修了して工学博士号を取得し、名古屋工業大学講師に職を奉じ以降助教授、教授、学生部長、保健管理センター長を歴任し、平成8年に同学長に就任するとともにロータリーに入会されたこと。
    大学で大事なことは学部生、大学院生、留学生や社会人に如何に対するか、国民の負託にこたえた進学や就職の道を拓くこと、学生や父兄、教員など関係者に満足いただくことなどで、教育した人材を通して国や世界へ貢献させること。
    大学での研究テーマは、未知のことに取り組むことであるが、テーマに対し解が導き出せるか、社会に役立つか、自分の好奇心を満足させられるか、生きがいを見つけ命がけで取り組むことが出来るかなどを考えてこられたこと。
    実際に研究するには、テーマの選定、取り組む人数、研究費の確保、研究のスケジュール、専門技術者との連携、結論を導くにあたっての論理の妥当性、関係者の満足度なども考慮して対応されたこと。
    大学の管理運営にあたっては教育、研究、社会貢献、また福利厚生や財務、図書館などの自己評価、相互評価や第三者による評価を実施して関係者、社会に公表することが義務つけられています。この外に大学人の使命としては、論文校閲などの学・協会活動、出前講座、国や公共団体などの委員、出版や講演活動、裁判での鑑定などを通した社会への啓もう(社会奉仕)に軸足を置く必要があること。
    時代の要請として民間企業との共同研究があります。国のお金で運営する大学が公募や特定企業の依頼を受けて研究するものであるため、研究経費、研究資源、研究の分担、工業所有権の配分などについて契約を行うことが必要であると締めくくられました。
    最後に、職業奉仕委員長永田英徳より、「3回の夜間大学を通じて、ロータリーの思想が広く理解され、若い会員が増強され、退会を少なくするには、ロータリーの思想哲学を学ぶと同時に、現場でそれが実際に役立つ必要がある。
従って、理論と実践と検証をバランスよく学ぶことが大事であり、ロータリアンが、お互いに尊重しあい、自由に発言、行動できる環境、すなわち政治、宗教、一部の商業団体等の影響を受けない独立した高鍋ロータリークラブでありたいものである。」と挨拶し閉会となった。
   

  

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